「YouTubeに投稿されているような素敵な空撮映像を取りたい」
ドローンの操縦が上手くなりたいのなら、とにかく練習あるのみです。
合計で10時間以上も操縦すればある程度ポイントも掴めてくることでしょう。
今回は、ドローンの操縦の技術を加速的に上げるために知っておきたい基礎ポイントと応用テクニックをまとめてご紹介していきたいと思います。
目次
ドローンを操縦する前に知っておくべきこと
まず本題に入る前に、ドローンを操縦するにあたって絶対に知っておくべきことを2つ挙げていきますので、きちんと理解してから操縦をするようにしましょう。
すでにご存じの方も多いかと思いますので、そのような方は読み飛ばしていただいてもかまいません。
ドローンに関する規制
これからドローンを操縦しようとしている方の中にもドローンの規制が厳しいという話はどこかで聞いたことはあっても、どこがどうダメなのかを具体的に答えられない方はいらっしゃるのではないでしょうか?
ドローンに関する規制は代表的な「航空法」以外にも、いくつかの法律によって制限が設けられていたり禁止されています。
また、自治体によっても飛行が禁止・制限されている場所も多くありますし、日没後の飛行は許可制などのルールもあります。
必ずドローンを操縦する前に、
- その場所で飛ばせるのか?
- その方法で飛ばしていいのか?
ということをキチンと確認してから操縦するようにしましょう。
ドローンの規制についていまいちピンと来ていない方は、以下の記事にも目を通していただく事をおすすめします。
【関連記事】
「ドローンの規制」
プロポの操作方法
ドローンを操縦するものは『プロポ』と呼ばれる送信機です。
これから操縦するというのに実際に使い方が分からないという方は少ないでしょうが、気を付けるべきポイントはプロポの操縦方法には基本的に2パターンあって、練習用で借りたドローンと自分で最近買ったドローンとでは少し操縦方法が違って困った。なんてケースがあることです。
モード1 | モード2 | |
左スティック:横 | 左右旋回 | 左右旋回 |
左スティック:縦 | 前後移動 | 上昇・下降 |
右スティック:横 | 左右移動 | 左右移動 |
右スティック:縦 | 上昇・下降 | 前後移動 |
上の画像と表を参考に、これから操縦するドローンのプロポがどちらのモードなのか、きちんと調べておきましょう。
【関連記事】
「ドローン送信機のモードの違い」
さらにプロポの操作にあたっての注意点が、スティックの倒し方は慎重すぎるくらい慎重にということを覚えておきましょう。
車のアクセルもそうですが、いきなり前回でアクセルを踏むのではなく、じわじわと踏んでいきますよね。アクセルと同じ感覚でゆっくり慎重に操作しましょう。
重さ1㎏前後して時速60㎞/hのスピードを出すものもある物体を空に飛ばしているわけですから、その自覚をキチンと持っておきましょう。
ドローン操縦の基本ポイント
それでは本題に入ります。まずは、ドローンを操縦するにあたっての基本的なポイントです。
すでに何度か操縦したことがある方は、感覚的に身につけているところでしょうが、初心者の方はしっかり理解して練習してみましょう!
内容は概ね同じですが、練習方法までより詳しく知りたい方は以下の記事からご覧ください。
【関連記事】
「初心者が抑えておくべきドローンの5つの練習法」
離着陸とホバリング
操縦するにあたってまずドローンを離陸させなくてはなりませんが、さらに離陸させた状態で同じ位置に留まり続ける『ホバリング』もキチンとマスターしておきましょう。
ホバリングができることで、他の動きをさせるときにも安定した操縦をすることができます。
最近のGPS付きのドローンでは簡単にホバリングができますが、テクニックを向上させたいのであればGPS機能をoffにして操縦の練習をしてみてもいいかと思います。
方向転換
ホバリングさせた状態でドローンの旋回(方向転換)をしてみましょう。
ここで大事なのが方向転換をしたときに機体がどちらを向いているのか、目視やプロポのモニターなどで瞬時に分かるようになることです。
ドローンがどっちを向いているか判断できないと、次の前後左右の移動をするときに全く反対方向に進んでしまうといったことも起こりえます。
前後左右の移動
ドローンの方向感覚が分かってきたのであれば、実際にドローンを前後左右に動かしてみましょう。
性能が良いドローンであればカメラ付きやプロポに時速が表示されるものも多いので、実際にこの速度でどのような映像が取れるのか?何km/h出ているのかなど確認しながら動かしてみましょう。
曲線を描きながら飛行
移動させる操縦の感覚がつかめてきたら、次は曲線を描きながら移動させてみましょう。
まずは、ドローンの向きは正面を向いたまま大きく8の字を描くように操縦してみましょう。
「なんだ簡単じゃん」と一瞬思うのですが、実際にはドローンの向きを変えながら移動させるので、移動と方向転換の両方に神経を使うので慣れるまで難しさを感じると思います。
なのでここは練習あるのみです!
ここさえマスターすれば、基本的な操縦は問題ないかと思いますので、キチンと身に付けておきましょう!
ドローン操縦の応用テクニック
それでは、こちらからは応用編となります。
特に空撮動画を撮ることを考えている方向けになりますが、基本的な操縦に追加してカメラの向きも加わってきますので難易度は増します。
実際に録画をしながらどのような映像が取れるかチェックしつつ練習を重ねていきましょう。
360度回転
まずは、被写体をカメラに移したまま被写体の周りを移動する操縦方法です。
こちらは、ドローンの向きを調整しながら機体を横移動させていくことになりますが、油断すると被写体がカメラに写っていなかったりします。
練習あるのみです。まずは、練習場にある柱のようなものやドローンを持ってきたバックなどを被写体にして練習してみましょう。
実際の映像を見てみましょう。
打ち上げ
次のテクニックは、カメラは下に向けたままそのままドローンを真上に上昇させます。ある程度の高さにまで上がったならカメラの角度を上げて地平線を見渡してみるとなおGood!
こちらはGPS付きのドローンであれば比較的に簡単なのですが、そうでない場合、正確なホバリングができないと機体左右に揺れてあまりきれいな映像が取れません。
映像がこちらです(サムネイルは上の動画と同じですが、該当シーンから始まります)。
45度上昇
被写体を捉えながら、ドローンをどんどん遠ざけていくような技法です。
これによって、カメラでいうズームアウトしているような動画を撮ることができます。
ドローンを斜め上に上昇させる操縦に加え、カメラの角度も気にかけなくてはなりませんので、かなり難易度が高い撮影方法だとも言えます。
ただ、DJI Phantom4などの高性能のドローンであれば被写体を捉えたままにしてくれるモードもあり、ドローンの操縦だけに集中すればいいので、かなり楽になってきます。
こちらも動画を見てみましょう。
追跡
最後の方法が、動く被写体を捉えながら追いかけたり並走するような撮影方法です。
こちらも、被写体を捉えながら撮影してくれるモードがあれば比較的に簡単なのですが、そうでなければかなりのテクニックを要します。
まとめ
いかがでしょうか?
ドローンの操縦方法やテクニックについてご紹介させていただきました。
ドローンの映像を見ているだけだと簡単そうに見えるものでも、実際に操縦してみるとかなり難しいものです。
そんな時はやっぱり練習あるのみですね。操縦をマスターして素敵な空撮動画などを撮っていただければと思います!