持込み?預ける?ドローンを持って飛行機に乗る時に知っておくこと

ドローンで撮影する場所は、海外であったり少し離れた地方の絶景であったり、飛行機を使って移動することも多いと思います。

そこで気になることが「ドローンってそのまま機内に持ち込んで大丈夫なの?預けた方が良いの?」ということでしょう。

今回はドローンを持って飛行機を使おうとしている方に向けて、そのような疑問が解決するような内容を書いていきたいと思います。

ドローンは飛行機に持ち込める

まず、国内で飛行機を利用するときに限った話ですが、ドローンの機体そのものは機内に持ち込むこともできますし、手荷物として預けることもできます。

これは機体重量が数百gでも1㎏を超えていても同じです。

DJIのPhantomシリーズになると機体も相当な大きさになりリュックサック1つ分くらいになりますが、背負ったバックをそのまま機内に持ち込んでも問題ありません。

ドローンのバッテリーの取り扱い

しかし、注意すべき点が1つあります。それは予備のバッテリーの取り扱いです。

ドローンのバッテリーはリチウムイオンバッテリーとなりますが、リチウムイオン電池の飛行機での取り扱いには制限がされています。

政府広報オンラインによるとリチウムイオン電池を持って飛行機を利用する際は以下のように制限が設けられています。

飛行機の預け手荷物にできるもの・できないもの

参考:「暮らしに役立つ情報|政府広報オンライン

これによると、予備のリチウムイオン電池は預け手荷物にすることはできず、機内に持ち込まなくてはなりません。

現状、どんなに性能が良いドローンであっても1つのバッテリーでの飛行時間は30分未満になりますから、予備のバッテリーを持って行くという方は多いことでしょう。

例えば、ドローンバッグのサイドポケットに予備のバッテリーを入れている方もいるでしょうが、その状態で飛行機に乗るなら、バッグごと機内に持ち込むか予備バッテリーだけ取り出して機内に持ち込む必要があります。

ワット数による制限にも注意

さらに上の表で注目していただきたいことが、ワット数による持ち込めるバッテリーの数の制限です。

  • ワット時定格量が100Wh以下のものは、個数の制限なし
  • ワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のものは2個まで

とあります。

例えば、中型ドローンのDJI Phantom4Proであれば、バッテリーのワット数が89.2Whなので個数制限なく機内に持ち込むことができます。

他のPhantomシリーズや小型ドローンであれば基本的にワット数も100Wh以下になりますので、数を気にすることなく機内に持ち込むことができるでしょう。

しかし、同じDJI の大型ドローンInspireであれば種類によっては100Wh以上になってきますので注意が必要です。

事前にワット数はいくつか?全部機内に持ち込めるのか?を調べておくと現地に行って余計な足止めを食らわずに済むかと思います。

基本的にはどこの航空会社でもここまで説明した内容で制限を設けていると思いますが、航空会社によっては若干の違いがあるケースも無きにしも非ずなので、こちらも事前確認をしておくとなお良しですね。

海外で飛行機を使う場合のドローン事情

以上が国内で飛行機に乗るときにドローンを持っていたケースになりますが、海外になると決まりが違ってきますので事前確認はきちんとしておきましょう。

日本よりもドローンに対して厳しい国もあり、最悪の場合空港で没収されて返却されない場合だってあります。

著者の知人も南米ペルーに空路から許可なくドローンを持って入国することができないという理由で、一緒に行っていた方は空路、ドローンを持った本人は陸路という別々の形で入国した人もいます。

海外に関しては空路での持ち込みも飛行させるときのルールに関しても日本とは全然違うものになってきますので、事前にご自身で調べるようにしておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

基本的に国内であればドローンは機内持ち込みでも手荷物として預けることも可能です。

しかし、注意すべきは予備のバッテリー。予備バッテリーを持っていく場合は機内に持ち込むようにしましょう。

さらに大型ドローンなどで使われているバッテリーでは、ワット数による持ち込み個数の制限がある場合もありますので事前に確認しておきましょう。

また、海外にいく場合は国内とは大きく違ってきます。こちらは出かける前にさらに念入りに調べておくようにして下さい。